第34回大学OB・OG親善射会を開催しました

令和7年3月吉日

一般財団法人本多流生弓会(理事長:本多利永本多流四世宗家)は、令和7年2月24日、東京武道館(東京都足立区)において第34回大学OB・OG親善射会を開催しました。

本射会は本多流三世利生(としなり)宗家の発案によるもので、大学を卒業すると弓から離れてしまう方が多い中でも、年に一度は弓を手にする機会として、また弓友との旧交を温める機会を作ろうという主旨のもと、例年春に開催しているものです。

第34回となる今回は、3人立1チームとして全48チーム・148名が出場し、コロナ禍前の水準を取り戻しました。参加者は団体戦・トーナメント戦・個人戦で熱戦を繰り広げました。特にトーナメント戦では出場選手の合計年齢を基準としたハンデキャップがチーム毎に付与される伝統があり、単なる的中を超えた勝負の面白さがありました。競射のあとは余興的をおこない、参加者相互の親睦を深めつつ、和やかなうちに閉会となりました。

各種成績は以下のとおりです。(敬称略)

【団体の部】(36射)

優 勝 大学混成 きらぼし弓友会 29中 藤岡 樹、前田 晃利、山本 航也

準優勝 東京農業大学 弓友会A  26中 淺野 安岐、寺川 奏真、白水 幹也

第3位 東京外国語大学 生弦会A 25中 小宮山 浩正、中村 日出男、森 巌

【トーナメントの部】

優 勝 大学混成 きらぼし弓友会 藤岡 樹、前田 晃利、山本 航也

準優勝 名古屋大学 名大OB会  倉橋 孝秀、深見 竹広、櫻井 孝

【個人の部】(12射)

優 勝 大学混成 きらぼし弓友会 前田 晃利 皆中

準優勝 大学混成 きらぼし弓友会 山本 航也 11中

射技優秀賞 東京理科大学 弓遊会A 仲谷 滉祐、 昭和大学 旦弓会 大久保 玲
      京都大学 東京反求会 新美 友治、同志社大学 東京弓友会 幸前 文子
レジェンド賞 生弓会A 寒川 泰壽、 東京理科大学 弓遊会B 大嶋 恭彦
       東洋大学 清弦会 長谷川 欣一

 

今後も本多流生弓会は、本多利實翁(注1)が創始し、現代射法として普及した「正面に打ち起こして大三を取る射法」(注2)の神髄を追求して参ります。また、翁が残した「生弓斎文庫」(注3)に基づく古来の伝統的射学を後世に伝えるとともに、現代科学を駆使した研究も積極的に取り入れ、日本の弓道文化の継承・発展に寄与して参ります。

(注1)
本多流流祖。生弓斎と号す。天保7(1836)年生。江戸における日置流竹林派の家元。第一高等学校、華族会館、東京美術学校、東京帝国大学、大日本弓術会などを指導した。大正・昭和初期に活躍した名射手の多くは翁に学び、弓聖とも称えられる。
(注2)
本会の師範であった髙木棐(たかぎ・たすく)氏は、財団法人(現公益財団法人)全日本弓道連盟範士・十段で、副会長、審議会委員、全日本学生弓道連盟会長などの要職を歴任され、全日本弓道連盟弓道教本第一巻創刊当時の射法制定委員として全日本弓道連盟射法の制定に尽力された。
(注3)
生弓斎文庫には、翁が収集した弓書1,000冊以上が収められ、貴重な弓道文化遺産となっている(非公開)。

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以上

令和7年新年射会を開催しました

令和7年2月吉日

一般財団法人本多流生弓会(理事長:本多利永本多流四世宗家)は、令和7年1月26日(日)、明治神宮至誠館第二弓道場(東京都渋谷区)で令和7年新年会を開催しました。

開会式では印可授与式が行われ、宗家から印可状が手渡されました。終了後、午前中は宗家の「巻藁射礼」に始まり、続いて師範会による「矢渡」「繰大前」、その後、会員による新年射礼が行われました。

午後は「大島盾争奪支部対抗戦」の競射会を行い、各支部が日頃の稽古の成果を披露しました。最後に余興的を行い、寒さの中ではありましたが、一日楽しく弓を引きました。

■新年射会兼大島楯争奪支部対抗戦
参加111名(出場96名)

■団体戦 24射
優 勝 伊勢崎支部A    16中

大島 昭、仲谷滉祐(非会員)、伊藤悠志(非会員)

準優勝 洗心洞稽古会支部B 15中

青江純平、松永芳栄、坂本武彦

第3位 東京支部A     12中(年齢順)

杉原庸介、大橋秀治、谷口淳一

■個人戦 8射
優 勝 坂本武彦(洗心洞稽古会支部) 6中(年齢順)
準優勝 青江純平(洗心洞稽古会支部) 6中(年齢順)
第3位 仲谷滉祐(非会員)      6中(年齢順)

今後も本会は、本多利實翁【注1】が創始し、現代射法として普及した「正面に打ち起こして大三を取る射法」【注2】の神髄を追求して参ります。また、翁が残した「生弓斎文庫」【注3】に基づく古来の伝統的射学を後世に伝えるとともに、現代科学を駆使した研究も積極的に取り入れ、日本の弓道文化の継承・発展に寄与して参ります。

【注1】本多流流祖。生弓斎と号す。天保7(1836)年生。江戸における日置流竹林派の家元。第一高等学校、華族会館、東京美術学校、東京帝国大学、大日本弓術会などを指導した。大正・昭和初期に活躍した名射手の多くは翁に学び、弓聖とも称えられる。
【注2】本会の師範であった髙木棐(たかぎ・たすく)氏は、財団法人(現公益財団法人)全日本弓道連盟範士・十段で、副会長、審議会委員、全日本学生弓道連盟会長などの要職を歴任され、全日本弓道連盟弓道教本第一巻創刊当時の射法制定委員として全日本弓道連盟射法の制定に尽力された。
【注3】生弓斎文庫には、翁が収集した弓書1,000冊以上が収められ、貴重な弓道文化遺産となっている(非公開)。