本多流は日置弾正以来の七道の規矩による中り(正射・善中)と射形の美しさ(花形)、竹林派の堂射の技法による矢飛び(矢早)を重視しており、「その人の骨法に応じた最大の矢束を引き、緩みなく鋭い離れから、最も早い矢を飛ばすこと」を特徴としています。そして、身心弓の調和、真の生きた調和を追求し、気品の高い、生命力に満ちた射を追求します(品位)。
また、的前の射法だけではなく、幅広く弓射、弓禮、弓具についても研究するとともに、竹林派の伝統をもとに、射学、鳴弦・蟇目等の古式、有職故実についても学び、守り伝えることを目的としています。