会員各位
業務部
題記につきまして、日程が決まりましたので取り急ぎ以下のとおりお知らせします
9月13日(土)座学研修会 午後1時開始予定(場所:現在探索中です)
9月14日(日)射技研修会 午前10時開始予定(場所:明治神宮至誠館弓道場)
正式な行事案内は6月中旬ごろの発送を予定していますので参加申し込みはその際となります
以上
令和6年12月吉日
一般財団法人本多流生弓会(理事長:本多利永本多流四世宗家)は、令和6年12月14日(土)、駒沢オリンピック公園総合運動場弓道場武道館(東京都世田谷区)で令和6年納射会を開催しました。
冒頭、印可状授与式があり、5月の京都研修会で「免許」を許された方へ宗家から印可状が手交されました。免許を許された方には、お披露目の意味も含め矢渡しを行っていただきました。その後参加者17名は組立射礼、お楽しみの余興的と、風もあって肌寒い日でしたが、それぞれに今年一年を締め括りました。
また午前中に宗家臨席のもと印可審査が行われ、2名が進境に応じて印可を許されました。
今後も本会は、本多利實翁【注1】が創始し、現代射法として普及した「正面に打ち起こして大三を取る射法」【注2】の神髄を追求して参ります。また、翁が残した「生弓斎文庫」【注3】に基づく古来の伝統的射学を後世に伝えるとともに、現代科学を駆使した研究も積極的に取り入れ、日本の弓道文化の継承・発展に寄与して参ります。
令和6年12月吉日
一般財団法人本多流生弓会(理事長:本多利永本多流四世宗家)は、令和6年11月4日(振替休日)、東京武道館(東京都足立区)で第53回大学対抗射会を開催しました。
この射会は、流祖本多利實翁以来の伝統である学生への弓道普及ならびに学校弓道の振興を目的として、主に関東地区で本多流とゆかりの深い大学に参加を呼びかけ、毎年開催しています。
今回は12校59名の選手が参加し、5人立各人8射計40射での競射が行われました。団体では優勝・準優勝・第3位、個人では皆中賞・射技優秀賞を表彰することとしています。また競射後には金的・扇的などの余興で、さわやかな秋の晴天のもと、一日弓を楽しみました。
【出場校】(五十音順)
国際武道大学
国士舘大学
駒澤大学
上智大学
城西大学
大東文化大学
東京大学
東京外国語大学
東京経済大学
東京農業大学
日本大学
明星大学
【団体】
優 勝 国際武道大学(2連覇)
準優勝 日本大学
第3位 大東文化大学
【個人】
◎皆中賞
近藤 響 選手(日本大学)
若松 聖高 選手(大東文化大学)
藤塚 大和 選手(国際武道大学)
◎射技優秀賞
工藤 拓海 選手(日本大学)
高柳明日実 選手(東京経済大学)
今後も本会は、本多利實翁【注1】が創始し、現代射法として普及した「正面に打ち起こして大三を取る射法」【注2】の神髄を追求して参ります。また、翁が残した「生弓斎文庫」【注3】に基づく古来の伝統的射学を後世に伝えるとともに、現代科学を駆使した研究も積極的に取り入れ、日本の弓道文化の継承・発展に寄与して参ります。
令和6年11月吉日
一般財団法人本多流生弓会(理事長:本多利永本多流四世宗家)は、令和6年10月26日、27日の両日にわたり、東京都内各所で令和6年度中央研修会を開催しました。
本会は昨年、創立100周年を迎えましたが、今年は本多流三世本多利生(としなり)の没後30年となります。座学研修会では宗家から三世にまつわるお話をいただきました。
本多流三世・本多利生(ほんだ・としなり)は、昭和9(1934)年3月25日、父・利時二世と母・乙巳の長男として誕生。昭和20(1945)年、11歳で父・利時二世を亡くし、後見人の髙木棐氏に宗家権限を預ける。昭和33(1958)年、東京外国語大学卒業、三井物産(株)入社。昭和38(1963)年、宗家を継承。同年6月、埼玉・久喜の洗心洞で宗家返還式。同年10月13日、東京・三鷹の寂光洞で宗家襲名披露射会。これにより生弓会が活動を再開する。昭和40(1965)年、東京外国語大学弓道部師範。昭和47(1972)年、東京大学弓術部宗家師範。昭和51(1976)年、全日本弓道連盟範士。昭和56(1981)年、大阪・住吉大社弓道場で鳴弦奉納。平成3(1991)年、第1回本多流大学OB親善射会創設を主導。平成4(1992)年、全日本弓道連盟顧問。同年11月、全日本弓道連盟範士研修会で巻藁射礼。平成5(1993)年9月、生弓会70周年記念中央研修会で「明治・大正・昭和の本多流の射手」を記念講演。平成6(1994)年7月17日逝去。
■座学研修会
令和6年10月26日(土)13時20分より 於:日比谷図書文化会館コンベンションホール
・講話「父のこと」 本多流四世 本多 利永
・講話「本多流の特徴」 師範 坂本 武彦
・発表「戦前の本多流-昭和展覧試合での活躍」 洗心洞稽古会 多々良 茂
・発表「五味について」 赤門支部 飯野 雄一郎
・発表「台湾弓道略史」 地方会員 洪 子甯
・発表「上座について」 東海支部 小林 圭
■実技研修会
令和6年10月27日(日)10時00分より 於:明治神宮至誠館第二弓道場
師範会による矢渡、本多流繰大前の模範演武ののち、16時の閉会まで徹底的に矢数をかける射技研修を実施しました。宗家はじめ師範会の講師による丁寧な案内のもと、秋晴れの一日を弓と共に楽しく過ごしました。
今後も本会は、本多利實翁【注1】が創始し、現代射法として普及した「正面に打ち起こして大三を取る射法」【注2】の神髄を追求して参ります。また、翁が残した「生弓斎文庫」【注3】に基づく古来の伝統的射学を後世に伝えるとともに、現代科学を駆使した研究も積極的に取り入れ、日本の弓道文化の継承・発展に寄与して参ります。
【会員撮影のスナップから】
令和6年7月吉日
一般財団法人本多流生弓会(理事長:本多利永本多流四世宗家)は、令和6年7月15日、東京武道館(東京都足立区)において第13回遠的大会を開催しました。参加18名、見学者2名と少人数の大会となりましたが、夏の一日、さわやかな汗を流しました。
優 勝 関口 二郎(埼玉西部支部)
準優勝 遠藤 汰一(東京外国語大学)
第3位 吉村 圭史(洗心洞稽古会支部)
第4位 飯野雄一郎(赤門支部)
第5位 吉田 隆一(東京支部)
今後も本会は、本多利實翁(注1)が創始し、現代射法として普及した「正面に打ち起こして大三を取る射法」(注2)の神髄を追求して参ります。また、翁が残した「生弓斎文庫」(注3)に基づく古来の伝統的射学を後世に伝えるとともに、現代科学を駆使した研究も積極的に取り入れ、日本の弓道文化の継承・発展に寄与して参ります。
注1:本多流流祖。生弓斎と号す。天保7(1836)年生。江戸における日置流竹林派の家元。第一高等学校、華族会館、東京美術学校、東京帝国大学、大日本弓術会などを指導した。大正・昭和初期に活躍した名射手の多くは翁に学び、弓聖とも称えられる。
注2:本会の師範であった高木棐(たかぎ・たすく)氏は、財団法人(現公益財団法人)全日本弓道連盟範士・十段で、副会長、審議会委員、全日本学生弓道連盟会長などの要職を歴任され、全日本弓道連盟弓道教本第一巻創刊当時の射法制定委員として全日本弓道連盟射法の制定に尽力された。
注3:生弓斎文庫には、翁が収集した弓書1,000冊以上が収められ、貴重な弓道文化遺産となっている(非公開)。
2024年6月吉日
一般財団法人本多流生弓会(理事長:本多利永本多流四世宗家)は、令和6年6月22日・23日の両日、野辺山・帝産ロッジ洗心弓道場(長野県南佐久郡)において、令和6年度合宿研修会を開催しました。
宗家は欠席でしたが、高原の爽やかな空気のなか、参加者39名により、初日は射礼、射技で射場を分け、それぞれに師範会がついて各人の技量に応じた丁寧な案内を受けながら研修を行いました。特に射技研修では軽装・素足で当流の目指す「体全体の力を使って大きく引き、緩まず鋭い離で早い矢を飛ばす」ための土台となる足踏・胴造を強く意識した稽古を行いました。夕刻には印可審査が行われ、1名が進境に応じた印可が許されました。
2日目はあいにくの雨模様でしたが、前半は参加者全員による組立射礼の稽古、後半は仕上げの射技研修を行いました。
今後も本会は、本多利實翁(注1)が創始し、現代射法として普及した「正面に打ち起こして大三を取る射法」(注2)の神髄を追求して参ります。また、翁が残した「生弓斎文庫」(注3)に基づく古来の伝統的射学を後世に伝えるとともに、現代科学を駆使した研究も積極的に取り入れ、日本の弓道文化の継承・発展に寄与して参ります。