第33回大学OB・OG親善射会を開催しました

令和6年2月吉日

一般財団法人本多流生弓会(理事長:本多利永本多流四世宗家)は、令和6年2月12日、東京武道館(東京都足立区)において第33回大学OB・OG親善射会を開催しました。

本射会は本多流三世利生(としなり)宗家の発案によるもので、大学を卒業すると弓から離れてしまう方が多い中でも、年に一度は弓を手にする機会として、また弓友との旧交を温める機会を作ろうという主旨のもと、例年春に開催しているものです。

第33回となる今回は、3人立1チームとして全38チーム・113名が出場し、コロナ禍前の水準を取り戻しました。参加者は団体戦・トーナメント戦・個人戦で熱戦を繰り広げました。特にトーナメント戦では出場選手の合計年齢を基準としたハンデキャップがチーム毎に付与される伝統があり、単なる的中を超えた勝負の面白さがありました。競射のあとは余興的をおこない、参加者相互の親睦を深めつつ、和やかなうちに閉会となりました。

各種成績は以下のとおりです。(敬称略)

【団体の部】

優 勝 明星大学混成 きらぼし弓友会 30中

山本 航也、前田 晃利、田中 海斗

準優勝 国際武道大学 弓道部OB会 30中

齋藤 壮甫、ラヒップ・イヴェス、黒澤 優太

第3位 東京農業大学 弓友会 27中

淺野 安岐、大木 銀太、白水 幹也

【トーナメントの部】

優 勝 京都大学 東京反求会

前田 敏明、新美 友治、山地 正克

準優勝 北海道大学 北弓会

野澤 康次郎、松岡 一也、神尾 和弘

【個人の部】

優   勝 国際武道大学 弓道部OB会  黒澤 優太 12中皆中

明星大学混成 きらぼし弓友会 山本 航也 12中皆中

立教大学   聖弓会B    三浦 智貴 12中皆中

射技優秀賞 埼玉大学 弓酔会A 松本 英悟

立教大学 聖弓会B 三浦 智貴

レジェンド賞 生弓会 寒川 泰壽

東京大学 赤門弓友会A 寺部 孝平

東京大学 赤門弓友会A 土井 幸平

東京理科大学 弓遊会  大嶋 恭彦

今後も本会は、本多利實翁(注1)が創始し、現代射法として普及した「正面に打ち起こして大三を取る射法」(注2)の神髄を追求して参ります。また、翁が残した「生弓斎文庫」(注3)に基づく古来の伝統的射学を後世に伝えるとともに、現代科学を駆使した研究も積極的に取り入れ、日本の弓道文化の継承・発展に寄与して参ります。

(注1)
本多流流祖。生弓斎と号す。天保7(1836)年生。江戸における日置流竹林派の家元。第一高等学校、華族会館、東京美術学校、東京帝国大学、大日本弓術会などを指導した。大正・昭和初期に活躍した名射手の多くは翁に学び、弓聖とも称えられる。
(注2)
本会の師範であった髙木棐(たかぎ・たすく)氏は、財団法人(現公益財団法人)全日本弓道連盟範士・十段で、副会長、審議会委員、全日本学生弓道連盟会長などの要職を歴任され、全日本弓道連盟弓道教本第一巻創刊当時の射法制定委員として全日本弓道連盟射法の制定に尽力された。
(注3)
生弓斎文庫には、翁が収集した弓書1,000冊以上が収められ、貴重な弓道文化遺産となっている(非公開)。

第52回大学対抗射会を開催しました

令和5年12月吉日

一般財団法人本多流生弓会(理事長:本多利永本多流四世宗家)は、令和5年11月23日(祝)、東京武道館(東京都足立区)で第52回大学対抗射会を開催しました。

この射会は、流祖本多利實翁以来の伝統である学生への弓道普及ならびに学校弓道の振興を目的として、主に関東地区で本多流とゆかりの深い大学に参加を呼びかけ、毎年開催しています。

今回は15校75名の選手が参加し、5人立各人8射計40射での競射が行われました。団体では優勝・準優勝・第3位、個人では皆中賞・射技優秀賞を表彰することとしています。また競射後には金的・扇的などの余興で、深まる秋の晴天のもと、一日弓を楽しみました。

【出場校】(五十音順)
國學院大學
国際武道大学
国士舘大学
駒澤大学
城西大学
大正大学
大東文化大学
帝京大学
東京大学
東京海洋大学
東京経済大学
東京農業大学
獨協大学
日本大学
日本女子大学

【団体】
優 勝 国際武道大学
準優勝 日本大学
第3位 獨協大学

【個人】
皆 中 賞 道下叶夢選手(国際武道大学)
射技優秀賞 佐藤智輝選手(東京経済大学)、轡田怜子選手(国士舘大学)

今後も本会は、本多利實翁(注1)が創始し、現代射法として普及した「正面に打ち起こして大三を取る射法」(注2)の神髄を追求して参ります。また、翁が残した「生弓斎文庫」(注3)に基づく古来の伝統的射学を後世に伝えるとともに、現代科学を駆使した研究も積極的に取り入れ、日本の弓道文化の継承・発展に寄与して参ります。

注1:本多流流祖。生弓斎と号す。天保7(1836)年生。江戸における日置流竹林派の家元。第一高等学校、華族会館、東京美術学校、東京帝国大学、大日本弓術会などを指導した。大正・昭和初期に活躍した名射手の多くは翁に学び、弓聖とも称えられる。
注2:本会の師範であった高木棐(たかぎ・たすく)氏は、財団法人(現公益財団法人)全日本弓道連盟範士・十段で、副会長、審議会委員、全日本学生弓道連盟会長などの要職を歴任され、全日本弓道連盟弓道教本第一巻創刊当時の射法制定委員として全日本弓道連盟射法の制定に尽力された。
注3:生弓斎文庫には、翁が収集した弓書1,000冊以上が収められ、貴重な弓道文化遺産となっている(非公開)。

 

矢渡しを見守る選手たち

団体優勝 国際武道大学

団体優勝 国際武道大学

団体準優勝 日本大学

団体準優勝 日本大学

団体第3位 獨協大学

団体第3位 獨協大学

皆中賞、射技優秀賞

創立100周年記念行事を開催しました

令和5年11月吉日

一般財団法人本多流生弓会(理事長:本多利永本多流四世宗家)は、令和5年10月28日、29日の両日にわたり、東京都内各所で創立100周年記念行事を開催しました。

本会の起点は本多利時宗家が二世を継承した大正12(1923)年に置いており、令和5(2023)年に本会は創立100周年を迎えました。このたび、かねて準備していた各種記念行事を実施しました。

■明治神宮記念参拝
令和5年10月28日(土)12時30分より  於:明治神宮神楽殿
記念講演会・明治神宮奉納演武に先立ち、本多理事長・宗家および夫人、飯野常務理事、坂本師範の四名で記念事業の成功を祈願する昇殿参拝を行いました。

■記念講演会
令和5年10月28日(土)14時より  於:日比谷図書文化会館コンベンションホール
講演会に先立ち、功労者表彰式が行われ、永年にわたり本会を支えていただいた顧問・師範代の寒川泰壽氏に理事長から感謝状と記念品が贈られました。
続いて印可授与式が行われ、宗家から直接、欧州支部の会員を含む認許者に対し印可状が手渡されました。
講演会では宗家、飯野常務理事、多々良評議員の3名が登壇。欧州から訪日して参加した20名の欧州支部会員への配慮として、初の試みとして英訳も準備しました。

・基調講演 100年前の生弓会と大震災を振り返る

本多流四世 本多 利永

・一般財団法人本多流生弓会の歴史

常務理事 飯野 雄一郎

・本多流の特徴は?正面打起と大三を正しく

洗心洞稽古会 多々良 茂

■祝賀会
令和5年10月28日(土)16時より  於:帝国ホテル桜の間
本多利永四世宗家をはじめとする本多家の方々もお招きし、盛大に開催しました。

■明治神宮奉納演武
令和5年10月29日(日)10時30分より  於:明治神宮至誠館第二弓道場
本多利實翁嫡孫本多利時が家元を継承し、流祖の遺志を継承する生弓会(当時)が創始されて100周年を機に、明治神宮秋の大祭を奉祝し、本多流の弥栄を祈念するため本多流生弓会創立100周年記念明治神宮奉納演武を挙行しました。
午前中に神事として宗家による鳴弦、坂本師範による蟇目が奉仕され、続いて選抜された会員による特別演武が奉納されました。その後、開会式、記念撮影、昼食休憩をはさみ午後から会員演武が行われ、各人一手を奉納しました。

今後も本会は、本多利實翁(注1)が創始し、現代射法として普及した「正面に打ち起こして大三を取る射法」(注2)の神髄を追求して参ります。また、翁が残した「生弓斎文庫」(注3)に基づく古来の伝統的射学を後世に伝えるとともに、現代科学を駆使した研究も積極的に取り入れ、日本の弓道文化の継承・発展に寄与して参ります。

【注1】本多流流祖。生弓斎と号す。天保7(1836)年生。江戸における日置流竹林派の家元。第一高等学校、華族会館、東京美術学校、東京帝国大学、大日本弓術会などを指導した。大正・昭和初期に活躍した名射手の多くは翁に学び、弓聖とも称えられる。
【注2】本会の師範であった高木棐(たかぎ・たすく)氏は、財団法人(現公益財団法人)全日本弓道連盟範士・十段で、副会長、審議会委員、全日本学生弓道連盟会長などの要職を歴任され、全日本弓道連盟弓道教本第一巻創刊当時の射法制定委員として全日本弓道連盟射法の制定に尽力された。
【注3】生弓斎文庫には、翁が収集した弓書1,000冊以上が収められ、貴重な弓道文化遺産となっている(非公開)。

第12回遠的大会を開催しました

令和5年7月吉日

一般財団法人本多流生弓会(理事長:本多利永本多流四世宗家)は、令和5年7月22日、東京武道館(東京都足立区)において第12回遠的大会を開催しました。参加11名と少人数の大会となりましたが、夏の一日、さわやかな汗を流しました。

今後も本会は、本多利實翁(注1)が創始し、現代射法として普及した「正面に打ち起こして大三を取る射法」(注2)の神髄を追求して参ります。また、翁が残した「生弓斎文庫」(注3)に基づく古来の伝統的射学を後世に伝えるとともに、現代科学を駆使した研究も積極的に取り入れ、日本の弓道文化の継承・発展に寄与して参ります。

注1:本多流流祖。生弓斎と号す。天保7(1836)年生。江戸における日置流竹林派の家元。第一高等学校、華族会館、東京美術学校、東京帝国大学、大日本弓術会などを指導した。大正・昭和初期に活躍した名射手の多くは翁に学び、弓聖とも称えられる。
注2:本会の師範であった高木棐(たかぎ・たすく)氏は、財団法人(現公益財団法人)全日本弓道連盟範士・十段で、副会長、審議会委員、全日本学生弓道連盟会長などの要職を歴任され、全日本弓道連盟弓道教本第一巻創刊当時の射法制定委員として全日本弓道連盟射法の制定に尽力された。
注3:生弓斎文庫には、翁が収集した弓書1,000冊以上が収められ、貴重な弓道文化遺産となっている(非公開)。

令和3年度 前期行事のご案内

令和3年4月13日

会 員 各 位

一般財団法人本多流生弓会
令和3年度 前期行事のご案内

清明の候、皆様におかれてはご健勝にてお過ごしのことと存じます。4月10日に開催されました運営委員会にて、令和3年度前期の行事の実施要領が決まりました!昨年度は、新型コロナウィルス感染拡大のため、本多流生弓会の行事を中止せざる得ない事態となりましたが、感染拡大が鎮静化することに期待をもって、前期行事を企画しております。会員各位の奮ってのご参加をお待ちしています!
続きを読む

第29回大学OB・OG親善射会

―新型コロナウィルスの拡がりの中、残念ながら中止!―

赤門支部・藤本達也

 

大学OB・OG親善射会は、令和2年3月1日、東京武道館で29回目の開催を予定しておりましたが、残念ながら中止となりました。
楽しみにしてくださっていた多くの方々のご期待に添えなかったことと、皆様のご予定を狂わせたこと、とても申し訳なく感じております。
続きを読む