令和6年5月吉日
一般財団法人本多流生弓会(理事長:本多利永本多流四世宗家)は、令和6年5月3日、京都外大西高等学校三条グランド弓道場(京都府)において令和6年京都研修会を開催しました。
今年の研修会は27名の参加で、恒例の日置流竹林派起請文の唱和から始まり、師範会による矢渡し、宗家の講話と続きました。
少し汗ばむ陽気でしたが、参加者は時間いっぱい射技研修に取り組みました。午後には射技研修の他に、師範会による演武や印可審査も行われ、充実した研修となりました。
今後も本会は、本多利實翁(注1)が創始し、現代射法として普及した「正面に打ち起こして大三を取る射法」(注2)の神髄を追求して参ります。また、翁が残した「生弓斎文庫」(注3)に基づく古来の伝統的射学を後世に伝えるとともに、現代科学を駆使した研究も積極的に取り入れ、日本の弓道文化の継承・発展に寄与して参ります。