好天の下、熱気に満ちた競い合いが展開
赤門支部 藤本 達也
第四十五回を迎えた大学対抗懇親射会は、平成二十八年十一月二十日(日)、東京大学弓道場(育徳堂)で開催されました。
射会は、晩秋としては暖かさも感じる好天の下、坂本武彦師範の挨拶、赤門支部の山中恒夫さんの矢渡しで始まりました。山中さんは、本射会と毎年二月に開催される大学OB親善射会を長く支えてこられ、九十一歳になった今回もかくしゃくとした礼射を披露してくれました。
その後、一チーム五人、四矢二回 計四〇射の形式で、十六校、八十人の学生達の若さと熱気のあふれる競技が行われました。結果は、次の通りです。
優 勝 | 日本大学 二十七中 青木俊太郎、柿原孝太郎、小林祐介、萩野太郎、橋倉克典 |
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準優勝 | 日本体育大学 二十五中 岡本瑞穂、武村桃香、中田善太、岡村亜優、鴻巣堅斗 |
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第三位 | 獨協大学 二十五中 小高佳祐、星野賢大、渡邊新、星野益憲、向井凜太? |
個人では、次の三名が表彰されました。
皆 中 賞 | 青木俊太郎 日本大学 | |
射技優勝賞 | 鈴木華帆 大東文化大学 村田暁彦 東京海洋大学 |
なお、準優勝と第三位は、代表者による競射により決しました。また、大東文化大学の鈴木さんは、昨年に続き連続の射技優秀賞の受賞でした。
競技の後、優勝校の日本大学代表者(青木さん)による納射がありました。その後の閉会式では、表彰とともに、坂本師範からの講評があり、胴造りの大切さなどのお話をいただきました。
射会全体は順調に進行し、暗くなる前の午後四時には終わりました。当日、様々なお手伝いを頂きました寒川顧問、会員の皆さま、そして東大の学生諸君に厚く御礼申し上げます。
なお、本射会は長く勤労感謝の日(十一月二十三日)に開催されてきましたが、近年は祝日にも授業のある大学が増えてきたため、昨年度(第四十四回)は日曜日に開催しました。今回も、参加大学へのアンケートを実施した上で、日曜日の開催としました。来年以降、「勤労感謝の直前の日曜日」の開催を原則としていきます。
また、射会の積み重ねも記念すべき半世紀、即ち「第五十回」が視野に入ってきました。これに向け、参加校の増加など、いっそうの盛り上げを図っていきます。生弓会の皆さまのご支援をお願い致します。
成績詳細
立順 | 大学 | 的中数 |
1 | 大東文化大学 | 20 |
2 | 日本体育大学 | 25 |
3 | 中央大学 | 22 |
4 | 帝京大学 | 18 |
5 | 亜細亜大学 | 19 |
6 | 日本大学 | 27 |
7 | 獨協大学 | 25 |
8 | 立教大学 | 17 |
9 | 國學院大學 | 10 |
10 | 東京大学 | 18 |
11 | 東京海洋大学 | 18 |
12 | 東京理科大学 | 12 |
13 | 明星大学 | 22 |
14 | 芝浦工業大学 | 16 |
15 | 専修大学 | 19 |
16 | 上智大学 | 15 |