令和4年度京都研修会 中央・連合審査を開催しました

2022年5月吉日

一般財団法人本多流生弓会(理事長:本多利永本多流四世宗家)は、令和4年5月3日、京都外大西高等学校三条グラウンド弓道場(京都府京都市)において、令和4年度京都研修会、中央・連合審査を開催しました。

京都研修会は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、ここ2年中止となっていたことから3年ぶりの開催で、宗家はじめ23名が参加しました。冒頭、印可授与式が行われ、過日の審査に合格した会員に対し宗家直筆の印可状が宗家から直接手渡されました。研修は宗家による講義に始まり、師範会による講義・模範演武、射技研修、体配研修と盛りだくさんの内容で、特に射技研修では本多流伝統の指導法である「弦取り」により、宗家自ら参加者の弦を取って指導されました。
中央・連合審査では5名が受審し、師範会の審査により、それぞれの進境に応じた印可が宗家から許されました。

集合写真

印可の授与

射術の講義

座学風景

四世宗家による弦取り

師範会の射

射礼研修

今後も本会は、本多利實翁(注1)が創始し、現代射法として普及した「正面に打ち起こして大三を取る射法」(注2)の神髄を追求して参ります。また、翁が残した「生弓斎文庫」(注3)に基づく古来の伝統的射学を後世に伝えるとともに、現代科学を駆使した研究も積極的に取り入れ、日本の弓道文化の継承・発展に寄与して参ります。

注1:本多流流祖。生弓斎と号す。天保7(1836)年生。江戸における日置流竹林派の家元。第一高等学校、華族会館、東京美術学校、東京帝国大学、大日本弓術会などを指導した。大正・昭和初期に活躍した名射手の多くは翁に学び、弓聖とも称えられる。注2:本会の師範であった髙木棐(たかぎ・たすく)氏は、財団法人(現公益財団法人)全日本弓道連盟範士・十段で、副会長、審議会委員、全日本学生弓道連盟会長などの要職を歴任され、全日本弓道連盟弓道教本第一巻創刊当時の射法制定委員として全日本弓道連盟射法の制定に尽力された。

注3:生弓斎文庫には、翁が収集した弓書1,000冊以上が収められ、貴重な弓道文化遺産となっている(非公開)。