―新型コロナウィルスの拡がりの中、残念ながら中止!―
大学OB・OG親善射会は、令和2年3月1日、東京武道館で29回目の開催を予定しておりましたが、残念ながら中止となりました。
楽しみにしてくださっていた多くの方々のご期待に添えなかったことと、皆様のご予定を狂わせたこと、とても申し訳なく感じております。
今回の射会は、松永芳栄理事と藤本が運営実務を担当しました。2月に入り新型コロナウィルスの拡がりが連日報道される中、両名は杉山卓常務理事と連絡を取りながら、世の中の状況を慎重にウォッチしつつ、大学病院専門家へのヒアリングや東京武道館との調整を進めました。また射会の実施を前提に、マスク、アルコール消毒のボトルやウェットシート、手洗石けんなどの手配を進めました。
しかし、2月24日には国の専門家会議からの見解、25日には政府から対策基本方針が示されるに至り、25日の夕方、杉山理事の最終判断で中止を決定しました。ご高齢の先輩方や現役学生の参加も予定されることも念頭に置いての判断でした。また、終息の見込みが立たないことから“延期”ではなく、“中止”と致しました。
25日の夜、参加申込校にその旨の連絡メールを送付しましたが、代表者を通じて27日までの二日間で全ての参加者への通知が完了しました。代表の方々のお力添えとご尽力に改めて御礼申し上げます。
当射会は例年、2月下旬に開催していますが、今回は東京武道館の予約が取れず、3月の開催となりました。東京都学生弓道連盟の新人戦と重なることから、現役学生の参加が減少することを懸念しておりましたが、2月21日の締め切りまでに生弓会の2チームを含め46チーム、計139名からの参加申込みをいただきました。昨年の53チーム・160名に比べ、若干の減少に留まりました。これは、初参加となる青山学院大、京都工芸繊維大、高知大、北海道大を含めて参加校が昨年の23校から26校に増加したことによるものです。
この数年の盛会の勢いを維持しながら、参加の皆様と共に今回の射会も盛り上げていこうと考えていただけに、中止せざるを得なかったことは本当に残念です。
初参加校の方々を含め皆様に次回の射会でお会いすることを楽しみにしております。
今後とも当射会に対するご支援をお願い申し上げます。
末筆になりますが、皆様のお一人ひとりが、今回の事態を健やかに乗り切られることをお祈り申し上げます。